調査・研究の紹介

施工現場のさまざまな条件に対応すべく、のり面保護工はより複雑化、多様化しています。本協会は長年にわたり培ってきた経験や技術を基に、工法の改善・発展に貢献、業界全体の技術向上を図っています。また、公共団体などから調査・研究の委託を受けた場合には、学識経験者や官公庁の研究者等からなる特別委員会を設置し、調査依頼者に対し、より具体的な提言を行っています。

のり面保護工に関する調査・研究を通じて、工法の改善・発展に貢献します。

モルタル・コンクリート吹付工

主として、のり面の風化進行の抑制、侵食、小落石の防止とのり面からの浸透水を防ぐことにより、のり面を形成している地山の内部応力低下の防止を目的として、のり表面にモルタル・コンクリートを吹き付けて被覆する工法。

緑化工

主として、のり面の侵食防止と周辺環境の調和を目的として、のり面へ植物を導入する工法。

のり枠工

主として、不安定なのり面へ植物を導入する場合に、不安定となる要素に対応させることを目的として、のり表面へ枠構造を施工する工法。グラウンドアンカー工、補強土工の支承構造物として併用されることもある。

落石防護工

主として、のり面下部施設の安全を図るために、予想される落石の大きさ、規模等により、金網やフェンス、擁壁等で落石を防ぐ工法。

補強土工(鉄筋挿入工など)

主として、崩壊の危険性のあるのり面に、鉄筋やジオテキスタイル等引張力の高い材料を地山へ挿入固定することにより、不安定な土塊の内部応力を高めて安定させる工法。

▶トップに戻る